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不眠症、不眠の定義

不眠 不眠症とは眠りたいにもかかわらず、思うように眠れない為、これを苦にして悩んでいる状態の事をいいます。

すなわち不眠症には「眠れない」という事と、それを苦にしているという二つの側面があります。


 

東洋医学(経絡治療)からみた不眠

東洋医学(経絡治療)では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。

古典書物においては人体の生理・病理を陰陽で説明している事がよくあります。当然不眠の事も記されています。それによると、「昼間は陽気が陽の部位に旺盛になり、夜になるとその陽気は陰の部位に入る、それで眠れる。そして、朝になると再び外に出てきて目覚める」とあります。つまりこの陰陽の交流が正常であれば不眠は起こらないというわけです。逆に言えば不眠症は、臓腑経絡の陰陽のバランスを整える事により改善されるということにもなります。

不眠 不眠を臓腑経絡的にみますと、不眠は主に上焦(上半身)を流れている経絡が、熱または寒に押し上げられた熱の影響を受ける事により気血の循環・発散が悪くなって熱の停滞が起こり、その上夜になれば外に出ている陽気が内に入ってきてこの上焦熱と陽気が合わさることによって起こるものがあります。それと脾と胃の陰陽のバランスの乱れによるもの、そして瘀血の影響を受けたものとがあります。

では、寒熱や瘀血はどこで発生するのかと言えば、不眠の場合、寒熱は(肝、脾、腎)の各臓それぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液が不足する事により発生します。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです。

※古典書物にはもう一つこのような事も記されています。

「人、臥すれば、血、肝に帰る」

これは、「夜になって眠る時に血(けつ)が肝に帰ってくる」という事ですが、これを不眠症で解釈すれば、「夜になって血(けつ)が肝に帰れなければ不眠になる」という事になります。肝の発生作用により必要に応じて全身に送られていた血(けつ)が肝に帰れない理由は二つあります。一つは血(けつ)を労働などで必要以上に使いすぎて帰るだけないという事(肝虚)、そしてもう一つは血(けつ)が停滞している為、或いは流れが悪い為に帰れないという事(肝実瘀血)です。


 

悪化の要因

・過度のストレス
・頭の使いすぎや喋り過ぎ
・興奮
・原因となることを長く続けることによりさらに悪くなる
・不摂生


治療

治療は東洋医学的病理考察に基づき、不眠を引き起こさせている根っ子の部分(どの蔵の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対するアプローチ(本治法)
・寒熱が波及した経絡に対するアプローチ
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対するアプローチ

>>施術内容と大まかな治療の流れ


 

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