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食欲異常(食欲不振、過食)

食欲とは食べたいという欲求の事を指します。そしてこの欲求が低下した状態を食欲不振といいます。逆に欲求が亢進した状態を過食などと言われています。

ここでは食欲異常として両方を取り上げてみました。


 

東洋医学からみた食欲異常

食欲不振 東洋医学では全ての疾患を臓腑経絡に結び付けて考えていきます。

食欲の状態は胃の働きの状態によって変わってきます。基本的には胃に熱があれば食欲が亢進し、胃に寒があれば(胃が冷えていれば)食欲が減退します。これは胃が寒熱の影響を受けた為に起こる現象ですが、この寒熱はどこで発生するのかと言えば、寒熱は各臓(肝、脾、肺、腎)それぞれに影響を及ぼしやすい病因(原因)によって、各臓それぞれが蔵している気・血・津液の何れかが不足する事により発生します。そして寒熱がどの臓の虚(機能低下)からのものなのかによっても現れる病症(症状)が違ってきます。

例えば胃寒て食欲が低下したとします。しかしこれには胃そのものが冷えたものである場合と、他からの寒の影響を受けたものとがあり、その病理によって現れる病症(症状)に違いが出てくるという事です。

食欲に変化をもたらすものの要因の一つに瘀血の影響を受けた為のものもあります。瘀血は血の停滞が肝又は肝の支配する部位(目、筋、子宮など)で起こり、その結果瘀血が形成され、肝血の発生作用を低下させることによって、その影響が身体各部に及んだものです


 

悪化の要因

・過度のストレス
・感情の乱れ
・暴飲暴食・飲酒・冷飲食・コーヒーなどの刺激物
・喫煙
・不摂生

治療の基本

治療は東洋医学的病理考察に基づき、食欲不振や過食を引き起こさせている根っ子の部分(どの臓の何の虚から起こったものか)へのアプローチが大切という事になります。この根っ子の部分へのアプローチを本治法といいます。

当院でよく見かけるのは主訴としての食欲異常というより、他の愁訴が主訴としての治療を施す中で、同時に食欲異常を改善することが多いです。時々過食症の患者様が来院されますが、この場合は当然過食症の治療が主になります。

・四診(東洋医学的診察法)により得られた情報を元に「証」を決定します。
・証に基づく病の本質に対する処置(本治法)
・寒熱が波及した臓腑経絡に対する処置
・寒熱の影響を受けた他の症状があればその症状に対する処置

>>施術内容と大まかな治療の流れ


 

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